みなさんこんにちは!シンガーソングライターの宮島久男です。
ピアノ弾き語りを始めたばかりの時って、何から練習したらいいのか迷うことってありますよね。
僕もそうでした。
その時に戻って初心者の自分にアドバイスするとしたら、どんなアドバイスをするだろう?って考えてみました。
今回の記事はそんなピアノ弾き語り初心者さんに送る、僕なりの上達のヒントをお伝えします。
目次
伴奏パターンとかフレーズ集は?
はじめに僕は自分の引き出しを増やす為に、ピアノ伴奏のパターン集みたいな本を楽器屋さんで見つけて、それを買って練習を始めました。
ところが、それがすごくつまんなくて、 すぐに続かなくなりました。
その一つのフレーズが弾けるようになったからって、すぐにそれが役立つ訳でもないし、淡々とフレーズを練習する機械的な作業が苦痛でした。
その練習法から入ると、あなたも僕と同じような道を辿る可能性が大きいです。
では何から練習するのか?
ズバリ言ってもいい?....福山さんがラジオで言ってる真似(笑)
あなたの大好きなアーティストの曲やあなたの大好きな曲を選んで、それを練習しましょう。
何の曲かも、さっぱりわからないフレーズ集の一つが弾けたって、あまり満足感がありませんよね? でも、大好きな曲が1曲弾けるようになったら達成感は、半端ない訳です。
基礎トレとか先にやらなくていいの?
もしあなたが小学生や幼稚園児で今からしっかりピアノをやって行きたいなら話は別ですが、大人になって始めるなら、実際の曲で即実践することをお勧めします。
基礎トレは自分の用意した曲の中でつまずいたら、そこで初めてやればいいのです。
具体的に僕の実例から説明します。
尾崎豊さんのI LOVE YOU
僕はこの曲を選びました。これピアノ弾き語りで出来たら、女の子にモテそう!という軽薄(?)な理由からでしたが、やはりこの曲は好きだったので途中で諦めないだろうと思ったのです。
まあ、音大生クラスなら初見で弾けるでしょう。でも、ピアノ初心者にとってはかなりハードルが高い気がします。
案の定、最初はまったく弾けませんでした。イントロから全然ダメ。
下記の譜面を見てください。まずこの32分音符が出てくるところが全然ダメ。
もうちょっと拡大するとここです
そこで、初めてつまづいたフレーズの部分だけを、取り出して基礎練習をするのです。 ここでだったら32ビートで小指と薬指のトレモロとかね。
トレモロとは小刻みに交互に、二つの音を弾くことを言います。
そうやってこの曲を、弾く為に必要な基礎トレだけに時間を使う、という練習方法です。それがまったく無駄のない練習方法になったります。
もし途中で挫折したら?
それでもいいんです。多少難しそうでも、好きな曲を選んで練習しましょう。
もし、イントロしか弾けなくて挫折しても。以前はそのイントロも弾けなかった訳ですから、はるかに進歩した訳ですよ。
また別の曲を練習して、少し上達したら、またその曲に戻っても良い訳です。その時は最初よりも、もう少し楽に弾けるようになっているはずです。
頑張りましょう!
まとめ
1. フレーズ集や基礎トレから入らない。
2. いきなり自分の大好きな曲から入る。
3. 最後まで弾けなくても、上達した自分を褒めて違う曲に進む。
以上、少しでもお役に立てたでしょうか?