みなさんこんにちは! シンガーソングライターの宮島久男です。
そこそこ歌が歌えてるつもりでも、なんかプロ歌手のような躍動感が出ないんだよな!ってお悩みのあなた。
または、そもそも「シンコペーション」つて何?
って記事タイトルを見て思ったあなた。
この記事を読めば、いかにシンコペーションが歌に大事かを理解できて、飛躍的にあなたの歌に磨きがかかることを約束いたします。
シンコペーションとは?
なんとなくわかってる方もいると思いますが、ここでおさらいしておきましょう。
よく「リズムを食う」とか言いません?
その「食ってる」って事がシンコペーションなのです。
例えば小節の頭から音が始まらず、前の小節の最後から始まって小節の区切りをまたぐように音が伸びる感じ。
下の写真の通りですが。
それを言います。
これだけで、歌に躍動感が生まれます。
スピード感というか。まあ、そんな感じ。
実例解説
では実際の曲を例にして、解説して行きましょう。
秦基博さんの「ひまわりの約束」です。
この歌を歌うとき、このシンコペーションをきちんと掴んで歌えてる人はどれくらいいるでしょうか?
すごく、少ないんじゃないでしょうか?
実際、シンコペーションの位置がわかっていても、ジャストの位置で歌えるのってなかなか技術がいります。
歌のどの位置か、楽譜で確認して見ましょう。
緑の蛍光ペンでマークしてる所がシンコペーション、つまり「食っている」所です。
① サビの歌いはじめ
これを意識して歌っていない人は次の小節の頭から歌うのです。
無意識でも出来ていれば、スゴイです。
歌が一本調子の人は、特にこれを確認してみてください。
ちゃんと前の小節から秦基博さんの歌ってる位置と同じ位置で歌えていますか?
一緒に歌って確認してみてください。
② サビの3~4小節目
③サビの5~6小節目
④サビの7~8小節目
⑤サビの9~10小節目
⑥サビの11~12小節目
⑦サビの13~14小節目
⑧サビの15~16小節目
以上、サビのメロディーでシンコペーションの所を全部緑でマークしました。
シンコペーションの嵐ですね。
でも、これをシンコペーション入れなかったら、童謡のようになんか味気ない歌になってしまいます。
もうひとつ、この楽譜に赤ペンで囲んだ音符がありますよね?
それはシンコペーショではないのですが、前の小節の最後16分音符で入ります。
これ、きちんとその位置で歌えていますか?
気にしないと8分音符(♪)で歌ったり、次の小節の頭で歌ったりしてしまいがちです。
歌の上手くない人の、カラオケがそうです(笑)
おまけ
補足ですが、たとえばカラオケなどで歌が上手く聴こえない人はバックで鳴ってる楽器と自分の歌の位置関係を、気にしてなかったりします。
たとえばドラムのスネアって分かります?
こういうやつですが、8ビートなら2拍4泊で叩くこれです。
歌の位置で、このスネアと同時に歌う部分がぴったり合ってますか?
僕もあまり気にしてなかたのですが、これを気にして歌うと一気にオケと歌との一体感が生まれます。
是非、意識して歌ってみてください。
まとめ
1.シンコペーションを理解して歌うことはすごく大事、位置を楽譜で確認しよう。
2.小節最後の16分音符、ちゃんと把握できてますか?とても重要です。
3.オケの楽器とセッションしてると思って歌えば、格段にレベルアップします。