アコースティックギターのピックアップについて

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みなさんこんにちは! シンガーソングライターの宮島久男です。

 

今回のテーマは、アコースティックギターのピックアップについてです。

僕はこのピックアップ選びですごく悩みましたし、いろんなものを試しました。

そういった経験から、ピックアップに悩まれている方やこれからピックアップを探そうとしている方に有益な情報をお伝えできると思います。

是非読み進めてくださいね。

アクティブとパッシブ

何のこと?って感じですよね。僕もはじめは、そうでした。まずはこの意味から説明します。簡単に言うと「電池がいる、いらないか」です。

電池が要らないのがパッシブ、電池が必要なのがアクティブです。

電池が不要なパッシブはギターからコードで音源を取り出した後、プリアンプで音を増幅する必要があります。

例えば、タカミネのエレアコはギター本体に電池を入れる必要がある為、それをアクティブピックアップと呼びます。

ピックアップの種類

マグネチック

写真のようにサウンドホールにつけて、弦から音源を拾う物です。

エレキギターと同じ原理ですね。

インブリッジピエゾ

サドルの下にピックアップの端子を内蔵して、そこから音を拾うタイプです。

サドルとはブリッジピンの手前にある横長の白いもので、弦の振動をボディーに伝える大事な部分の事です。

一番多いのがこれで、エレアコって言ったら9割がこれ(インブリッジピエゾ)だと思ってください。

コンタクトピエゾ

 

ギターのトップ板の裏側に貼り付けて、トップ板の振動を拾うタイプです。

なのでギターのトップを叩く奏法をする人に向いています。

ただし、貼り付ける位置によってかなり音が変わるので位置決めなどは、技術や経験が必要だと思います。

コンデンサーマイク

ライブではハウリングの問題があるので、なかなか使えないものではあります。

ハウリングとはスピーカーから出た後をさらにマイクが拾ってループ状態になり、異音が発生する状態の事を言います。

ハウリングの事も考えて、他のピックアップと併用してつけて、コンデンサーマイクで空気感を足すという方法が多いですね。

ただし、音だけを考えたらいちばん良いとも言えます。

複合タイプ

読んで字のごとくですが、複数のパックアップを併用して使うタイプの事です。

ピックアップそれぞれの特徴があるのでその良いところをそれぞれとって音を出そうという考え方です。

ピックアップで良い音だなーと思う場合は、大概これです。

例えば

マグネット+アンブリッジピエゾ

コンデンサー+アンブリッジピエゾ

などです。

具体的なおすすめのピックアップ

L/Rバックスのアンセム

流通市販されているものの中では、かなり精度の高いピックアップだと思います。

とりあえずこれにしておけば間違いない、との商品レビューの書き込みもありました。

秦基博さんの所有する、ほとんどのギターにこれが今つけられていましたね。

僕も一本だけ、このピックアップを付けているギターがあります。

独自に開発されたマイクが、生々しい音を拾っているようです。

M-factory

押尾コータローさんをはじめ、主にフィンガーピッキングのプロギタリストがこぞって使っている日本最高峰のパックアップです。なので値段もそこそこします。

アンフィカスタムワークスオリジナルピックアップ

僕が今メインに使っているものです。

ギターのトップ板の裏側に貼り付ける、コンタクトピックアップの原理などはM-factoryとほぼ同じで、それをパッシブタイプにしたようなものです。

なので、ピックアップとは別に外部で音を増幅させるプリアンプが必要になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 同じピックアップでも沢山種類があって、特徴もそれぞれですね。

ただ思うのは、お金をかければそれだけ音も良くなる傾向にある気がしますね。

参考にしてください。