みなさんこんにちは！ シンガーソングライターの宮島久男です。
今回は初心者の方でも分かりやすいように、作詞のやり方とコツをお伝えしたいと思います。
誰が歌うかによって書き方が変わってくる
「人に聴いてもらいたければ自分の事を書くな！」と言う意見をよく聞きますが、果たしてそうでしょうか？ 僕はそうは思いません。
例えば有名なシンガーソングライターさんでも、案外自分の事を書いてませんか？
自分の事を書くなというのは、書いた本人が歌わない、いわゆる作詞家の方に当てはまるのではないでしょうか。
自分の事を書くのは悪い事じやない
自分の事や自分の思っている事を書いても、聴き手に十分共感される可能性はあると思います。
だって書いてる人も聴く人も同じ人間で、同じ地球上に住んで生活している訳ですから。
むしろ自分が思ってもいない事を書いて歌っても、聴き手に伝わるでしょうか？
ですから、シンガーソングライターはむしろ自分の事を書くべきだとさえ思います。
ブログもそうじゃないですか？
自分の意見が入っているからこそ読みごたえがある訳で、ただ事実を述べていたり一般論ばかり書かれても、つまんないですよね？。
ですが、自分の事は書いてもよいのですが、独りよがりにならないように聴き手の事も考える視点はやはり必要かと思います。
ある程度書けたら、一度客観的に読み直してみましょう。
書き始めるきっかけのヒント
僕もあまり作詞をしたことのない初心者だったら、聞きたい事なので書きますね。
人によっていろいろな方法があるとは思いますが、僕がよくやってる方法をお伝えします。
最初から全体像を想像しなくてよいです。
まずは、たった一言のキーワードから少しずつ広げて言葉を付け足していくイメージです。
そのキーワードの見つけ方ですが、普段からアンテナを貼ってて心が動いたとき、その思いを忘れずメモしておきます。
悲しかったときや嬉しかったとき、などその時にその気持ちを誰かに伝えるように、そこでの出来事や感想を、一言のキーワードや一行の文章で書くのです。
僕はスマホのメモに書いてます。
実例紹介
僕のオリジナル曲「GET MOVING」という曲の歌詞をどうやって作ったのか、その触りだけ少し紹介したいと思います。
「夢を叶えるゾウ」という、ベストセラーになった本があります。
僕はリアルタイムではなく、遅れてですがその本を読みました。
その中で出てきたフレーズ「やらずにずっと後悔していた事を今日から始める」
この一行が妙に心に引っかったというか、印象に残ったので、それをモチーフに一曲作ろうと決めました。
キーワードやモチーフが決まったら、その言葉でネット検索をするようにしています。
その言葉を膨らませるヒントが、そこに隠されているからです。
そうして検索しながら、ネットサーフィンしていました。 するとそこで
「今すぐ始める」という言葉を、英語で言うと「GET MOVIG」ということを知りました。
英語って例え話せなくても、単語一つの発声でメロディが湧いて来たりします。
GET MOVING から始まるサビのメロディは、すぐ浮かんできました。
あとは、こみ上げる感情をうまく言葉とメロディーに載せるだけで一気に書き上げたのでした。
では実際の歌詞をご覧ください。
GET MOVING / 宮島久男
Get moving Oh Get moving yeah！
どうせ、夢なんて 若いうちに
憧れる 綺麗事 そう決めて いないか？
どうせ、頑張っても 大した人間（ひと）に
なれないって 自分の器 小さくしてないか？
煮え切らないままで 終わってく人生を
ただ指をくわえて 見てるだけの自分を
誰かの せいにしてないか？
Get moving Oh Get moving yeah
やらずにずっと 悔やんでた事を
ほんとはもっと違って事を
さあ、今からはじめてみよう
世間体、安定、プライド、お金
夢を 縛るもの なんてきっと みんな同じさ
でも、どんな生き方を 選んでみても
100％幸せになる保証は、 どこにもないんだよ
人生は きっと 楽しんだもの勝ちで
気づいた時が BEST TIME
勇気を出して はじめの一歩を
さあ 踏み出すんだ！
Get moving Oh Get moving yeah
ずっと あきらめかけていた事を
今も、二の足踏んでる事を
さあ、今からはじめてみよう
言い訳ばっかりしてる自分も
「いつか、いつか」 って逃げてる僕も
そう 悩みは尽きないけど
虚像のように のしかかる壁を
行く手を阻むすべての壁を
全部 さあ 今 ぶっ壊すんだ yeah！
Get moving Oh Get moving yeah
やらずにずっと 悔やんでた事を
ほんとはもっと違うって事を
さあ、今からはじめてみよう
Get moving Oh Get moving yeah
やらずにずっと 悔やんでた事を
ほんとは これがやりたいって事を
さあ、今からはじめてみよう
さあ、今すぐはじめてみよう
＜メロディーはこんな感じ ↓ ＞
これは、ほんの一例ですが作詞のヒントになれば幸いです。
