みなさんこんにちは! シンガーソングライターの宮島久男です。
今回は初心者の方でも必ず理解できるように優しく、そして簡単にコード(和音)の仕組みをお伝えしたいと思います。
これから作曲を始めようと考えている方にも、大変役に立つ基礎知識ですので是非読んでみてくださいね。
この記事の内容を動画でも説明しています。是非ご覧ください。
目次
音名をアルファベットで表す
基礎知識として覚えておいてください。
「ドレミファソラシド」をアルファベットで以下のように
「CDEFGABC」と表します。
これがコードネームの元となります。
半音を0.5と考える
とりあえず、これは僕独自の解釈ですが、これで覚えると分かりやすいです。
音の間隔を分かりやすくするために、まず半音を0.5と考えます。
つまりピアノの鍵盤で言うと隣が半音なのでそれが0.5と考えます。
黒鍵も数えるので「ド」の0.5 隣は「ド♯」ということになります。
ここまで、いいでしょうか?
和音の構成音の間隔
ということはドとミの間隔は下記の通り、2.0あることになります。
応用すると、ミとソの間隔は下記の通り、1.5となります。
これは何を意味するかと言うと、Cメジャーのコード(和音)を表しています。
このようにメジャーコードとは
3つの音の間隔が2.0+1.5なのです。
では、この真ん中の音を半音下げてみます。そうすると
3つの音の間隔は1.5+2.0になります。これがマイナーコードです。
はじめの音がC(ド)なのでCm(シーマイナー)になります。
メジャーコードとマイナーコード
実際に鍵盤で弾いてみると分かりますが、この真ん中の音を半音上げたり下げたりするだけで和音の音が暗くなったり明るくなってりします。
これがメジャーコードとマイナーコードの特徴である、とも言えます。
ディミニッシュコード
では、先程の応用で1.5+1.5にしてみましょう。ドから音を始めたとすると
ド + レ♯+ ファ♯
になります。これごCdimシーディミニッシュです。
オーギュメントコード
では逆に音の間隔を2.0+2.0にしてみましょう。
ド + ミ + ソ♯ になりますね。
これがCaug(シーオーギュメント)
です。
このようにはじめの音からどれくらい離れたところで音が構成されてるかがわかるので、それを元に辿れば、コードの押さえ方が分からなくても、コードの音を見つけられるのです。
ついでにもう一つ。
サスフォー
メジャーコードが2.0 + 1.5 の間隔だと説明しましたが、さらにこの真ん中の音を半音上げます。そうすると
2.5 + 1.0 になります。これがサスフォーです。sus4 って書きますね。
ドから始まるとすると
ド + ファ + ソ になり
コードネームで言うとCsus4
(シーサスフォー)になります。
このコードの特長は、緊張していて元に戻りたいという性質があります。この元に戻りたいというのは真ん中の構成音がファからミに戻りたがっているという事です。
まとめ
そんなに難しくなかったですよね?
今回説明した、和音(コード)を楽譜で表すとこのようになります。
このように3つの音で構成された和音(コード)はトライアドと呼ばれ、基本的には今回説明した種類だけです。
実はコードの構成音が4つになったコード(和音)もあります。
その説明はまた次回にしたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。